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都立六郷工科高校
パトロールマラソン「ビブス」贈呈式

 京浜急行・雑色(ぞうしき)駅の近くにある都立六郷工科高校は、その名のとおり工業専門の学校です。この学校では、3年前から生徒有志が放課後を利用し、マラソンを兼ねたパトロールを行なっています。この熱心な防犯活動に心を打たれた地域の方々から、このほどビブス(ユニフォーム)が贈呈されることになりました。今回の取材は、平成28年10月31日、同校で行われた「ビブス」贈呈式にお邪魔してきました。
都立六郷工科高校
都立六郷工科高校の皆さん
 
安心は心の問題、安全は技術の問題
 「ビブス」を贈呈したのは、地元の蒲田防犯協会と蒲田ビル・マンション防犯協力会。
「以前から、走ってる生徒さんたちをよく見かけていましたし、住民たちの会話でもしばしば語られるようになりました。だから私たちとしても、何か応援できないかなと思ったんです。」
 贈呈の経緯をそう語るのは、蒲田ビルマンション防犯協力会会長の澁澤善武さん。
「安心・安全といいますが、安心は心の問題、安全は技術の問題でしょう。その両輪があって、はじめて『安心・安全な街づくり』ができる。急ではありませんが、この高校生たちの活動もあって、住民の防犯意識はじわじわと高まっていると思います。」と話してくれました。
贈呈式のひとコマ
贈呈式のひとコマ
蒲田ビルマンション防犯協力会会長 澁澤善武さん
蒲田ビル・マンション防犯協力会会長
澁澤善武さん

新たなビブスで放課後のパトロール!
 六郷工科高校は、京浜急行線が並行して走る第一京浜(国道15号線)沿いにあります。パトロールマラソンのコースは2つ。京急蒲田駅までの北側コースと六郷土手駅までの南側コースがあります。毎週金曜日午後4時から午後6時の間に生徒たちが颯爽とパトロールを行ないます。
 「参加は、生徒の自由意志です。部活後にまだ走りたい運動部の人もいれば、散歩がてらに参加する文化部の人もいます。マラソンと称していますが、誰でも気軽に参加できるように、歩いてもいいことにしています。」と言うのは、事務局長の深谷友美さん。活動中、道で倒れていたお年寄りを見つけて救急車を呼んだこともあるそうです。
 「この活動を通じて、地域の方とも顔見知りになれましたし、生徒同士のコミュニケーションも深まることがわかりました。今回いただけた新しい『ビブス』には校名が入っていてとても嬉しいです。この活動をぜひ後輩たちに伝えていきたいと思います。」
 同じく事務局長の飴谷愛美さんも、力強く話してくれました。
深谷友美さん
深谷友美さん
飴谷愛美さん
飴谷愛美さん
同校デザイン科 村上仁美さんによるイラスト入り
同校デザイン科 村上仁美さんによるイラスト入り

地域の方との交流のきっかけにも
 「パトロールマラソンは、3年前、ある生徒の発言がきっかけで始まった活動です。もともとは部活動の一環として行っていたものが、現在のように誰でも参加できる形になりました。当校は平成16年開校の新しい学校ですので、地域に溶け込み、地域の方々にもっと知っていただけることを期待しています。」
 顧問の池邉左千夫先生は、この活動を地域の防犯に役立てるだけでなく、学校の生徒もその地域の一員だという自覚をしてくれればと期待しているそうです。
 「このパトロールマラソンについては細かい決め事をせず、生徒たちの自発性に任せて運営しているのですが、すでに100人以上が登録しました(※全校生徒数は550人)。毎回30~45人が参加しているのには感心します。途切れることなく、次の代へと継承していってくれるよう見守りたいと思っています。」
池邉左千夫先生
池邉左千夫先生
パトロールマラソン
日暮れ時のパトロールマラソン 
日暮れ時のパトロールマラソン
パトロールマラソンは文化部も
パトロールマラソンは文化部も

将来に活きる「見守りの眼」
蒲田警察署 生活安全課長 柿沼均さん
蒲田警察署 生活安全課長 柿沼均さん
 こうした活動には、地域の安全安心の機運を高めるとともに、生徒さんたちにも防犯意識が芽生えるという二重の効果があります。安全安心の観点から街を見ることで、見えていなかったものが見えるようになります。防犯上の「ちょっとした気づき」をしてもらえればいいのです。防犯とは、事件を見つけて犯人を捕まえるようなことではありません。「見守りの眼」を持って地域を見る人が増えることが、安全安心な街を作っていくのです。
 皆さん、高校生という若い年代です。この学校で身につけた「見守りの眼」を、将来に活かしてほしいと期待します。