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地域安全マップ

平成28年度 地域安全マップ指導者講習会を開催しました!!

 子供を犯罪被害から守るために、都内の各地域では、町会・自治会、防犯ボランティアや行政等が連携して見守り活動を行っていますが、子供が安全、安心に暮らしていくためには、子供自身も犯罪に遭わないための能力を身に付けることも必要です。
 そのため、東京都では子供の犯罪被害防止能力の向上に寄与する「地域安全マップづくり」の普及を進めてきました。「地域安全マップづくり」とは、フィールドワークやマップづくりを通じて、子供が周囲の様子から「安全な場所」や「危険な場所」を判断できる能力を身に付ける取組です。
 都では、平成17年度から地域団体のリーダーや小学校の先生等を対象に、「地域安全マップづくり」指導者講習会を開催し、「マップづくり」考案者の小宮教授(立正大学)から、根拠になる「犯罪機会論」や子供への指導方法、フィールドワークでの注意点などを直接学べる機会を提供しています。
 今年度は、世田谷区、東久留米市、品川区で指導者講習会を開催し、187名の方に受講していただきました。今回は、講習会でどのような講義を行っているか、講義内容を紹介いたします。
写真1
講習会のカリキュラム
10:00~11:10 講義【事前指導】
  (班毎に分かれ)
11:10~12:40 フィールドワーク
13:40~14:40 マップ作成
14:45~15:10 発表

15:20~16:10 講評、質疑応答

講義【事前指導】

 小宮教授から、まず映像等を用いて「犯罪機会論」について講義。「犯罪機会論」とは、犯罪を行う“人”ではなく、“場所”に着目し、そうした場所には近づかないことで犯罪の発生を抑止しようとする考え方です。
 その上で、過去に子供が被害にあった実際の現場写真等を見せながら、「犯罪者は「入りやすく」、「見えにくい」場所を好む。子供が場所の景色を見て、犯罪者が好む場所か否かを判断し、そのような場所に近づかないようにすることが重要。」と教授。
 最後は、様々な場所の図や写真を見せながら「ここは「入りやすい」場所かな」「なんでそう考えたの」等、問いかけ形式で受講者への理解を深めていきました。
「不審者」には近づかない、という考え方があります。でも「不審者」ってどう判断すればいいの?という悩みがありました。「犯罪機会論」は、じゃあ、不審者に近づかないではなく、危ない場所には近づかないことにしよう、という考え方です。

フィールドワーク【まち歩き】

 講義の後は、グループに分かれてフィールドワークです。
 班長、副班長、写真係、地図係、インタビュー係に役割分担をしたうえで出発です。各グループには、小宮教授と立正大学の小宮ゼミの学生(「地域安全マップづくり」を学んでいます。)が付き添い、アドバイスしてくれます。
 道行く先々では「この場所はどうかな」と立ち止まり、みんなで意見交換。講義で学んだ2つのキーワード「入りやすい」「見えにくい」をもとに、危険な場所なのか安全な場所なのかを判断していきます。
 班内で判断した後は、現場の写真を撮影し、「○○だから「危ない場所」」など判断した理由等を整理していきます。また、地域の方にも「この辺には犯罪にあうかもしれない場所はありますか?」等インタビューし、地域の声も「マップづくり」に活かしていきます。
写真2
写真3

【マップ作成】

写真4
マップ作成は、マップの精緻さや美しさを競うものではありませんが、子供が作成するにあたっては、色紙やマジックを使い、デザインや色彩を工夫させるなど、楽しく作成させることもポイントです!
 フィールドワークから戻ったら、いよいよマップ作成です。
 まず、模造紙に自分たちが歩いたコースをフリーハンドで描きます。精緻な地図は必要ありません。
 そして、「安全」、「危険」な場所と判断した場所の写真を貼り、なぜそう判断したのか「理由」を記入した付せんを作成をします。この「コメント」こそ重要なのです。

【発表】

 グループごとに、代表者が「入りやすい」「見えにくい」というキーワードを用いて、なぜこの場所を安全、または危険と考えたのか、受講者全員に説明します。
写真5

【講評・質疑応答】

写真6

 小宮教授によるまとめです。
 教授はいつも次の点を強調されます

  • 一つの場所で安全と危険が混在する場所もある。安全である理由あるいは危険である理由がそれぞれ正しければ問題なく、子供たちにどちらであるか決めさせる必要はない。
  • 景色を見て、子供たちが考えることが重要。子供がある場所で遊ぼうとした時、ここは安全なのか、危険なのか意識することが大切である。
  • マップは作るが、そのことが目的ではない。子供たちは学校や遊びに行くとき、地図を見ながら歩く訳ではない。その場の景色を見て、安全・危険を判断する。その能力を育てることが重要である。

 質疑応答も、受講者が地域の防犯リーダーや小学校の先生が中心のため活発、質問は防犯一般に及びます。「公園ではどのようなトイレが安全なのか」、「効果的なカメラの設置箇所はどこか」、「小宮教授の指導方法はDVD化されていないのか」など、など
 東京都では、子供の危険予測、回避能力を向上させるため、様々な取組を行っていますが、「地域安全マップづくり」有効な取組の一つです。
 受講された皆さんが本講習会で学んだ知識や経験を活かし、学校や児童館で「地域安全マップづくり」を実施する場合があると思います。その際には、ぜひお子さんと一緒に参加していただくとともに、「地域安全マップづくり」を学んでいただき、さらに広めていっていただければと考えます。

※「地域安全マップづくり」の指導マニュアルや指導方法を映像化した教材は本ホームページでご覧いただけます。

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